理想の医学であるホリスティック医学が姿を現す。

医学は、主として身体性(からだ)を対象にめざましい発展を遂げ、一大体系医学を築き上げました。人類の幸福への貢献にははかりしれないものがあります。医学も、その対象を身体性をつらぬいて、エネルギー場に求め始めました。その一つの現われが、代替療法の台頭から統合医学へと向かう世界の潮流です。この潮流は日々、その水嵩を増しています。やがて、統合医学が世界の医療の主流になることは間違いありません。そして、そのさらに先に、理想の医学であるホリスティック医学が姿を現してくることでしょう。アンチエイジング医学は、保険診療の枠を超えた社会が必要としている医学ととらえています。老化を抑えることによってたくさんの病気の予防ができる。科学と医療技術の進歩により、これまでの病気の予防よりもさらにアグレッシブに加齢に対抗することが可能な時代になりつつあります。この雑誌の発刊により、アンチエイジング医学を通して自分たち医師がたくさん勉強でき、そして医療に興味をもっている一般の皆さまがきちんと新しい情報を得られるようにしていきたいと思います。

近代的な西洋医学と数千年の歴史を持つ東洋医学の総合治療を目指す。

東洋医学は、心身のバランスを整えるということを基本的考え方として成立している経験的伝統的医学です。現代医学は、ある特定の疾病を化学薬品や外科手術などによって治そうとします。それに対して東洋医学は、疾病の根本的な原因を改善することを目的にします。人間が本来持っている自然治癒力を活性化させることにより、根本から健康的な体を作ることができます。東洋医学の考え方が「未病治」と言われるのはこういう姿勢があるからです。近代的な西洋医学と数千年の歴史を持つ東洋医学との総合治療をめざすタニクリニックでは、身体の自然治癒力を最大限に活かすことを主眼とし、診断にはスピーディな最新技術を活かし、治療には東洋医学の叡智のすべてを注ぎ込んだ総合診療を行っています。

病気を治す医療から人を癒す医療へと進化する。

東洋医学 と西洋医学の良いところを用いて、また、それぞれの欠点を補うことで最適な医療を提供できる合作医療のことです。診断と治療において異なるアプローチにより広くて深い診療が可能となりました。病気を治す医療から人を癒す医療へと進化するにはどうしても西洋医学と東洋医学の両方の力が必要なのです。伝統医学は、有史以来人類が培ってきた癒しの技術ですが、古代文明の発祥地にほぼ等しい地域で興ってきました。代表的な伝統医学としては、中国の伝統医学を始め、インド伝統医学、ギリシャ医学、エジプト医学などがあります。その後それらの伝統医学がお互いに交流し融合しながら、チベット医学やユナニ医学(イスラム圏の伝統医学)、インドネシアの伝統医学などに分かれていきました。一方、中南米には、インカ文明やマヤ文明と共に伝統医学が存在し、そこで使われていた伝統的な医薬は人々の間に今も受け継がれています。