臨床開発とは、有用な薬を1日でも早く患者さんの手元に届けるために、研究からステージアップされた化合物を実際に患者さんに投与し(治験)、その結果を資料にまとめて厚生労働省に申請し、医薬品としての承認を取得するまでを言います。どのような医薬品を世に出せば患者さんに喜んでもらえるのかということを把握し、且つ会社全体の方向性を理解して、医療ニーズと事業戦略に合った医薬品を生み出していくことです。世界で一流と言われる企業は、臨床着手から申請まで5〜6年で新薬を開発するようになってきており、こうしたグローバル企業と対等に飛躍していくために、よりハイレベルな目標を達成していく必要があります。
ひとつの薬が誕生するには、繰り返し効果の確認と安全性の評価を確立するために何年もの長い研究開発期間が必要となります。さらに実際、患者さんの協力を得て臨床試験(治験)を行わなくては薬として承認されません。多くの人の健康を守るために、臨床試験(治験)が行われています。そのために私たちは、世界に通用する有用性の高い新薬を、グローバルに、少しでも早く開発するために、研究からステージアップされてくる開発候補品や導入候補品の峻別を行い、「選択と集中」による治験の加速に取り組んでいます。
その中での大きな役割は、まず、基礎のデータから開発化合物がどのような性質のものかをよく見極め、何の症状に最も効能を発揮するのかを探ること。次に、その化合物についての用法・用量など最適な投与方法、つまりその治験薬の効果を最大限に発揮する為の処方箋的なものを作り上げることが重要となります。